向日葵ママの気まぐれブログ

専業主婦です。日々の暮らしについて役に立つ、面白いと思ったネタを発信していきます。

親が精神疾患 そのとき子供は・・・

あさイチより

 

10年前に父の様子が変わり始めた。

躁鬱、双極性障害でした。

仕事を休み、部屋に引きこもるようになりました。

現在中3の娘は、「機嫌を損ねると何をされるかわからないところがあるので全然話もしないし、たまに部屋を出てきたらみんな避けるような感じです。」

娘さんは日々の暮らしに不安を感じながらだれにも相談できずにいました。

精神疾患って変な人でしょう?」って感じでイメージが悪いみたいで、家族まで遺伝しているのではないかと差別されかねないので、外部にはうかつに漏らせませんでした。

しかし、父親の状態は家族だけでは受け止められないほど悪化していきます。

2年前、父親はカッターで自殺をしようと暴れました。

とうとう警察に通報し、精神病院に入院しました。

ところが、3ヶ月入院するはずが3週間で帰ってきてしまいました。

病状は改善されず、病院からのアドバイスもありませんでした。

支援の話や家族の話を聞いてくれることや、訪問看護も(病院で)父に勧めてもらえたらもっと違ったんじゃないかなと思いますとと娘さんは言います。

 

清記者:精神病院によっては対応がなく、きめ細かいサービスが受けられていないこともある。その結果、家族が孤立した状態で家族で親の面倒を見る。そしてしわ寄せが子供に来てしまうというケースが多かったです。

 

把握しづらい理由

 ①見えづらい

 ②言いづらい

   世間から偏見を持たれる、外部には話してはいけないよと親族からも言われる。

 精神疾患の患者数(うつ病統合失調症双極性障害、不安障害) 392万人

 

だれにも言えずストレスを抱えているお子さんが多い。

 

家族会「こどもぴあ」(精神疾患の親を抱える子供の会)

 不安に思って当たり前で、逃げ出してよかった。

 だれにも打ち明けられず孤独だった子供時代を振り返り、患者本人だけでなく家族の支援をほしいと訴えました。

 家族会を定期的に開催しています。

 初めて自分の思いを話せたり、同じ経験をした人がいることを知った。

 

蔭山正子さん(大阪大学大学院 准教授、精神疾患の家族支援が専門)

 子供はだれにも言えず、普通の家庭で育ってこなかった、自分には欠けているものがあるというふうに思っているけれど、たくさんの同じ境遇の人に会うことによって、これは自分がダメだったわけではないんだ。親が病気になればこういうふうなことが起こるんだというふうにわかることで、自分に自信を取り戻していく効果があると思います。

 

母親が精神疾患を患う女性(30歳)

 食事の支度もできなくなったり、どんどん変になっていく感じがありました。

 小5のときに母親がうつ病の診断を受けました。

 自殺未遂を何度も繰り返しました。薬を飲み過ぎたり、ちょっと身体を傷つけてみたりしていた。

 母の死にたいという言葉を聞いて、「まず一番ショックでしたし、自分が悪いことをしているせいで母がすごくつらい思いをしているんじゃないかと」

 自分を傷つけるまでに追い込まれます。リストカットをすると落ち着く。そのとき、自分hあ病気で、自分を自分で罰しているとちょっと許されるような気がした。

  

   うつ病や不安障害の可能性が高い子供 63.9%

 

 こうした子供たちにとって支えとなるのは周囲の大人たちです。

 娘さんにとっては中学3年生のときの担任の先生でした。

 初めて自分の話をよく聞いて、受け入れてくれて、「あなたはあなたの人生を歩んでいいのよ」と。

 娘さん:「それは今でも私の中にすごく大きな考え方として残っていて、私の人生ってあるんだなって思って、ちょっとずつ変わっていきました。」

 

 娘さんは中学卒業と同時に母親と離れる決断をしました。

 自らの意思で児童養護施設に入ることにしました。

 母親のケアは保健師など地域の福祉サービスを利用することにしました。プロの手を借りるようになると母との関係も変わってきました。

娘:「母と接することがすごく楽になってきました。冷静に母のことを見れるというか、心に余裕があるので母の話を聞いたり、距離感がうまくとれるようになってきました」

 

清記者:ここまでうまくいくケースばかりではないんですけれども、いろいろ葛藤がありました。なかなか人に相談できなかった。彼女に関しては中1から3年間、先生が「大丈夫?何かない?」と問いかけ続けてくれた。

中3のとき、初めて自分の思いを打ち明けられた。それから相談してもいいんだというふうになって、次のステップに進めたという形です。

 

私たちまわりに何ができるか。

 ①気づく

 ②聞く

 

 蔭山さん:子供は必死に普通の家庭を見せるので、親の集まりに母親が来なくなったり、子供が精神的に不安定になってきたり、忘れ物をするようになったとか、遅刻するとか、授業中居眠りをしているとか、朝ご飯を食べてなくて倒れてしまうとか、学校が終わるとすぐ家に帰る、逆になかなか家に帰りたがらなかったり、近所では回覧板を親がやっていたのに子供が回すとか、家に電話しても親が出ていたのに子供が出るとか、お母さんはと聞いても、ちょっと忙しいからとうそをついているようなそぶりなど、気づくポイントはあります。

今まで人に甘えたり、相談することをしてこなかった子たちなので、何回も聞いてあげる。「あなたのことを心配しているんだよ、あなたの力に私はなりたいんだよ」というメッセージを出し続けていただきたい。

 

相談先

 ①市区町村の窓口(児童福祉)

 ②保健所

 ③チャイルドライン(18歳以下の子ども専用) TEL 0120-99-7777(通話料無料)

 

蔭山さん:ありのままを正確に伝えていただくことで、早く適切な機関につながります。

恐らく前は大好きだった父母が最近は優しくないと思っているかもしれないんですけども、きっと親は子どものことを一番大切に思っているはずです。

ですから、子どもが苦しかったら、それを周りに助けを求めてもいいんだよ。それを親は望んでいるんだよということを伝えてあげたいと思います。

 

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精神疾患の親を持つ子どもたちはだれにも相談ができず、自分が悪いからと責め続け、追い込まれて行く状況を知りました。

黙っていればいるほど事は大きくなり、家族全体が悪化していきます。

 

同じ境遇の方たちと交流や情報交換をすることは発見があります。

 

公的機関に相談したり、支援を求めたりすることが解決の大きな一歩になります。

私たち周りが子どもたちにできることは、気づいたら聞いてあげて、苦しかったら助けを求めてもいいんだよと、変わるきっかけになればいいと思いました。